バッタ襲来


日本ではコロナウィルスが巷を騒がしているそうだが、ここウガンダではバッタが巷を騒がしている。

少しは日本でも報道があるらしく、日本から安否確認の連絡が来るのでここで現地からのレポートをお伝えする。

とりあえずこんな感じ
https://www.afpbb.com/articles/-/3267509

 

事の発端はエチオピアとソマリア、時は1年前まで遡る。2019年は年初の乾季の時期は干ばつが続き、年の後半は例年の雨季よりも雨が多かった。その天気が影響し、エチオピアとソマリアでサバクトビバッタが2019年12月になって大量発生。その数なんと10億匹!(ちなみにウガンダではバッタを食べる、人口4500万なので1人22匹分食べれば解決だなあ。)
さすがアフリカ、いつもスケールがでかいと思っていたが日本の人口の8倍のバッタを一気に生み出すとは恐れ入る。そして彼らは群れを作り、何百キロという広範囲をバッタが埋め尽くすそうだ。

ここで問題なのが彼らのお食事。このバッタは1日に自分の体重と同じ量のお食事をするらしい。サバクトビバッタの体重は2gらしいので、なんと1日に2000トンの農作物が食べられる計算になる。

 

……

 

いや、それやばすぎいいいいいいい!

 

そもそも食料が足りない地域でそんなことが起きたらやばい。ということでソマリアでは国家非常事態も宣言された。
そしてこのバッタの驚くところが、なんと1日に200kmも移動するらしい。今までなんで仮面ライダーのモチーフがバッタなのか不思議だったけど少しわかった気がする。
エチオピアとソマリアで大量発生したバッタ達は両国の隣国であるケニアに集結、ケニア政府の対応もむなしくそこら中の食料を食べ尽くして満を持して今月9日にウガンダ上陸。

 

上の記事にあるようにウガンダ北東部のカラモジャ地域で猛威を振るっている様子。
これにびっくりしたのはウガンダ政府。バッタを殺すためにCypermethrinとChlorpyrifosという殺虫剤それぞれ18,000リットルをカラモジャへ輸送。しかし本来このバッタを殺すために撒くべき殺虫剤はFenitrothionというもので、国際的にもこのFenitrothionが推奨されている。実はこのCypermethrinとChlorpyrifosという殺虫剤は蜂や蟻などの虫しか殺せない。しかもFenitrothionは環境への影響が少なく、鳥にも動物にも無害。一方CypermethrinとChlorpyrifosは発がん性があり人間に有害。
じゃあなんでそんな殺虫剤撒いてるのと聞かれて農業省が答えたのがこちら

「だってFenitrothionの在庫ないんだもん…」

そっか…。それはしょうがないね。

 

仕方なしにこの殺虫剤2つを撒いているのだが、撒き方にも問題が。
本来は飛行機を使って上空から散布するのが普通だが、ここウガンダにはその散布用の飛行機がない。ということでこれも仕方なしに陸で普通に撒いているのだが、このバッタさん達は上空200mまで飛ぶことができるので飛行機で上空から撒かないと意味がないらしい…。
「人間に有害でバッタを殺せない薬をバッタに効かないように撒く」といういかにもアフリカらしいトンチンカンなことをするウガンダ政府。案の定メディアに突っ込まれてこう答える

 

「Fenitrothionはケニアにストックがたくさんあるし、散布用の飛行機もケニアは5台持ってるから今ケニアと交渉中です!」

案の定メディアからはエチオピア、ソマリア、ケニアときててウガンダに来ることが予想できたのに対応が遅すぎると至極当然な批判をされる。
これで35年も政権が続いてるんだから独裁政権てすごいなあー。

 

 

そんなことより自分の関心はマユゲ県にバッタがやって来るかどうか。
県庁の人に聞いたらこのバッタは乾燥地帯しか行かないからマユゲには来ないとのこと。
一応ウィキペディアで調べたけどそんなこと書いてなかったけど大丈夫なのだろうか。

 

そういえば同期に乾燥地帯に住んでいる人がいるなあ。おそらくバッタの襲来を経験するだろう。
バッタの感想を今度聞かせてもらおう。



↓ランキング参加してます。
他の青年海外協力隊の人のブログも見れるのでぜひ。


にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ
にほんブログ村


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です