悲しみのウガンダ


最近、カウンターパートのピーターが職場に持ってくる新聞を読むのが自分の日課となっている。

今日もいつも通りピーターの後に読ませてもらう。

これが今日の見出し。

どうやら土曜日にビクトリア湖でクルーズ船の沈没事故があったようで、その悲しみを伝える見出しとなっている。

ビクトリア湖では9月にも事故があったばかりで、またかーと思ってページをめくる。

が、めくってもめくってもこの事故の記事だらけ。見出し記事にP3〜14と書いてあるが、なんと12ページにわたってこの事故についての記事が延々と書いてあるのである。

記事によると、この沈没した船はかなりガタがきていたため、廃船リストにリストアップされ何ヶ月間か倉庫にしまわれていたらしい。

しかしいつのまにかオーナーがこのボロ船を引っ張り出してきて、船の登録もせず運航のライセンスもないまま運航開始。そして今回は定員50人のところに120人を乗せ出発。出発後すぐに技術的に異変が起きたらしいが、船長はそのまま運航を続行し事故が起きたとのこと。

「起こるべくして起こった」と締めくくられた事故に関する記事の後には、政府への不満が長々と書かれている。

ウガンダには今回のも含め違法の船がたくさんある。その理由の1つが、船の登録の際に安全かどうかをチェックする人が8人しかいないとのこと。その職員のコメントも書かれていたが、「8人ではどう考えてもウガンダ国内全てをカバーできない、本当は80人欲しいところだが、予算がない」とのこと。

ウガンダでは海がないため、ビクトリア湖上にはいくつも島があるにもかからわず、海上運送は長年ないがしろにされていたそうだ。

そのため労務運輸省に海事部門ができたのもたったの2年前。予算も少なくまだ発展途上のようで、今後は12個のレスキューセンターを作ったり、天気を監視し警告を出したりなどを行なっていく、という労務運輸大臣のコメントが書かれていた。

前々から思っていたことなのだが、道は悪いところが多く、ビクトリア湖やナイル川など水路が多いこの国でなんで船を使った輸送をもっと行わないのだろうか。

日本でたとえ飛行機が墜落しても、10ページも新聞に書かれることはないだろう。それだけウガンダ人にとって今回の事件の関心が高かったということで、今回の事件をキッカケに安全面はもちろんのこと、ウガンダの海上輸送関連の計画が加速すればいいのだが。

犠牲者のご冥福を祈ります。



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